
サバゲーで起こりやすい怪我や事故はどんなもの?予防法はあるの?
最近はスポーツとしての人気も高まってきたサバゲー。競技人口も増え、年齢層も幅広くなりました。しかし、それに比例するようにしてサバイバルゲームの最中に起こるの事故も増えてきています。
そこで今回は、サバゲーをしているときに起こりやすい怪我や、怪我をしないための予防法や心構えをご紹介します。サバゲーで事故や怪我が多発すると、やがてゲーム自体に規制がかかり、これまでのように自由に楽しめなくなるかもしれません。サバイバルゲーム初心者の方や、サバゲーで起こりやすい事故や怪我のことを知りたいという方はぜひ読んでみてください。
1.サバゲーで起こりやすい事故や怪我は?
この項では、サバゲーで起こりやすい事故や怪我をご紹介します。サバゲーは準備が不十分だったり、ふざけてゲームに行ったりすると危険なゲームなのです。
1-1.エアガンによる怪我
サバゲーは軍隊の地上戦を模したゲームです。武器はエアガンを使い、弾がどんな形であれ体に当たったらヒットになります。ですから、当然銃口を向けあうことになります。エアガンで発射する弾はプラスチック製ですが、勢いよく発射すれば人間の皮膚くらいはたやすく傷つけられます。特に目に当たると最悪失明するかもしれません。
1-2.フィールドの障害物による怪我
サバゲーを楽しめる専用のフィールドもありますが、自然の野山を駆け巡ってゲームすることも多いです。サバゲーは物陰や草むらに隠れて敵を攻撃しますから、その際にひっかき傷などを作ることもあるでしょう。
また、走っている最中に転んだり、ゲームに夢中になりすぎて地形の段差に気が付かずに転落したというケースもあります。
1-3.気候による体調不良
サバゲーはオールシーズン屋外で行われるゲームです。ですから暑い時期に長時間動き回ると脱水症状や熱中症で倒れるプレイヤーも出てくることもあります。また、冬に水辺でプレイをしていてうっかりずぶぬれになり、そのままプレイを続行したら低体温症になってしまったというケースもあります。
1-4.プレイヤー同士のトラブルによる怪我
サバゲーには一定のルールがあります。しかし、プレイヤーの中には平然とルール破りをする人もいるでしょう。当然注意されますが、中には逆上して暴力に訴える人もいます。また、ゾンビ行為(撃たれているのにフィールドにとどまり、攻撃をする行為)を行って無防備な他のプレイヤーに怪我を負わせたケースもあります。
2.事故や怪我を防ぐために気をつけることは?
では、事故や怪我を防ぐためにプレイヤーができることは何でしょうか? この項ではそれをご紹介します。また、皆が安全にゲームを楽しむために必ず規則は守りましょう。
2-1.プレイ中はゴーグルを外さない
サバゲーはゴーグル必須のゲームです。プレイ中は多少視界が悪くても絶対に外してはいけません。エアガンの弾が目に当たった場合は最悪失明の危険性があります。ゲーム中はもちろんのこと、フィールド内にいる間もゴーグルは装着しておきましょう。どこからか流れ弾が飛んでくるかもしれません。
また、初心者はエアガンを持つとついふざけて仲間に銃を向けたりしがちです。これは絶対にやめましょう。至近距離で撃たれた場合はより怪我をしやすくなります。事故が起こってから後悔しても遅いですよ。
2-2.肌を露出してプレイしない
サバゲーをするときは肌を露出させない服装が鉄則です。長袖長ズボンはもちろんのこと、手袋もはめましょう。肌が露出していなければ日焼けや虫刺されも防げますし、弾にあたったり、転んだりしても怪我をしにくくなります。
2-3.フィールドは安全性を確認してからプレイする
サバゲー専門のフィールドならば安全性は高いですが、自然の中でプレイするなら安全を確認してからフィールドを決定しましょう。
- 草木に隠れてわかりにくい崖、池、足場が不安定な泥沼などがないか
- 漆などの肌がかぶれる草木はないか
- 危険な昆虫や動物はいないか
- 天候が急変した場合、すぐに車に避難できるか
などをチェックしてください。
なお、廃屋があるとフィールドとしては面白くなりますが、建物が傷んでいると床が抜けたり、倒壊の危険があります。フィールド内に廃屋がある場合は立ち入り禁止にしておきましょう。
2-4.ルールは守る
サバゲーは一定のルールがあるからゲームとして面白いのです。プレイヤーが勝手なルールで撃ちあえば、もはやゲームではありません。ルールは必ず守り、ゾンビ行為などは絶対にやめましょう。
また、各チームのリーダーは装備が不十分なプレイヤーがいたら、ゲームに参加させてはいけません。言うことを聞きいれないプレイヤーがいたら、ゲーム自体を中止にするくらいの厳しさで臨んでください。
万が一事故や怪我が起こったときに備えて、近隣の病院の電話番号などを携帯電話に登録しておくとよいでしょう。さらに、初心者のプレイヤーがいる場合は、携帯電話の電波が届かないような山奥でのゲームはやめましょう。
3.装備の持ち運びにも気を配ろう
サバゲーの認知度は高まってきましたが、それでも銃や軍隊のような服装に威圧感や不快感を覚える人は多いでしょう。サバゲーをする際は、フィールドについてから着替えましょう。たとえ面倒くさくても、プレイ中の格好をしてコンビニなどにいってはいけません。
特に、ゴーグルやヘルメットをして店内に入ると通報される恐れもあります。さらに、エアガンをむき出しにしたまま運ぶと、銃刀法違反に問われる可能性があります。エアガンはたとえ車で持ち運ぶとしてもケースやカバーの中に入れて運んでください。
なお、国賓や政府要人がプレイをする場所の近くに訪れたりするときは、警備が厳しくなります。自動車にエアガンや軍服風の服を入れていると、職務質問を繰り返し受けるはめになる可能性もあります。このように、サバゲーをプレイする際は日程も気をつけましょう。
また、初心者をいきなり山奥でプレイさせると、怪我をしたり事故に合う可能性が高いです。まずはサバゲーのフィールドなどでプレイしてゲームに慣れさせてから、自然のフィールドで行うサバゲーに誘いましょう。
おわりに
今回はサバゲー中に起こりやすい事故や怪我、その予防法についてご紹介しました。
まとめると
- サバゲーは準備不足で行ったり、装備に不備があるとケガや事故につながりやすい
- 装備に不備がある人をプレイさせてはいけない
- 自然の中でプレイする際は安全確認をしっかりと行う
- サバゲーの服装や装備をむき出しにしてフィールドの外を移動しない
ということです。
事故や怪我が頻発すると、何事も規制の対象になりやすいです。プレイヤーひとりひとりの心がけが事故を防ぐのだと心に留めておきましょう。
なお、初心者がサバゲーチームに入れてもらう際には、「初心者でも楽しめるチーム」であるかどうかを確認してください。初めてのプレイが山奥だったり、周りのプレイヤーがサバゲー歴の長い人ばかりだと、事故が起こりやすくなります。
また、いきなり本格的なサバイバルゲームに参加するのではなく、サバゲーフィールドで開催される講習などに参加してから改めてチームに入れてもらっても良いでしょう。